ヤマグチのこだわり
このページについて:
提灯の創作工程におけるこだわりや、
伝統工芸士について。
妥協を許さない、すべてが手作り
わたしたちの使命は、本物の提灯を創りつづけること
手に提(さ)げて夜道をぼんやりと照らすために生まれた提灯は、やがて外灯や看板の代わりに使われるようになりました。
しかしながら、そこには故人を偲ぶ道具としての提灯はありません。
提灯は、いつしか先祖を供養するための道具に至ったのです。
言葉より勝るもの、魂を込めた提灯づくり
「言霊(ことだま)」という言葉の存在があるように、わたしたちの全ての行い事には魂が込められています。
一級の職人が、一つ一つの作業に魂を込め、一つの提灯を創る。
そこに、一つの魂が存在しないはずはありません。
ヤマグチでは今日も明日も、すべての工程において妥協を許さず、すべてが手作りの提灯を心を込め創作しています。
伝統工芸士 峰仁
熟練の技、寸分違わぬ絵付けが八女提灯最大の特徴
八女提灯がその名を馳せたのは、その繊細で華やかな絵付けの技術があってのこと。
伝統工芸士 峰仁(ほうじん)による絵付けは、「下絵無し」で描くという神経の要する作業で、失敗が許されません。
ヤマグチの八女提灯は、峰仁による作品を数多くご用意
当店の八女提灯は、絵付け40年の峰仁が描いた商品を数多く取扱っています。
一つ一つが手作業のため、全く同じ提灯は二つと存在しません。
その一つ一つに、絵付師が込めた魂が刻まれています。
※下記写真は絵師 峰仁により絵付けされた八女提灯です。
八女提灯の創作工程
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1.提灯のひご巻き
提灯ひごを、張り型に刻んである溝に沿って、螺旋状に巻いていきます。
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2.絹・紙の張り付け
一間ごとに、絹または紙を張り、重なった部分を継ぎ目が同じ間隔になるように切ります。
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3.絵付け加工
火袋に下絵無しで、手描きします。
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4.木地作り、塗り加工
原木から各種部品の木地取り作業を行って木地を作り、漆(うるし)を塗っていきます。
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5.蒔絵
漆を用い、文様を描いていきます。
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6.仕上げ
それぞれの部品を組みあわせると、八女提灯の完成です。
八女提灯なら ヤマグチ で
提灯のことなら、創業150余年の歴史を誇る ヤマグチ にお任せください
わたしたちは提灯作りの老舗として創業1850年から150年以上に渡り、その技術を磨いて参りました。
特に、ご先祖様を供養し、故人を偲ぶために創作する盆提灯に対するこだわりは、当店以上のものはない、「八女提灯なら ヤマグチ で」と言っていただけるよう、一層心を込め丁寧に創り上げています。
これまでも、これからも、わたしたち ヤマグチ をどうぞよろしくお願いいたします。
従業員一同、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
※写真は NHK 「ふるさと一番!」 の取材時に撮影した従業員の集合写真と店内の様子